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■この機構が1keyにつき1セットついており、各部が駆動することによって打弦をし音がでる。したがって全部で88セットついている。
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グランドピアノのアクションは鍵盤を押す事により図7のハンマーが弦を打ち振動する事により発音する。
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下から打つ機構になっているため重力により元の場所に素早く下がり、次の打弦姿勢に入る事ができるのが大きな特徴。
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加えて打鍵後、鍵盤を少し戻せば次の打弦ができる構造になっているため、連打や素早いトリル奏法が可能。(14打程/秒)
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その機構上、ピアニッシモ、フォルテッシモに敏感に反応。また図16のダンパーも自重で落ちてくるため素早く確実な止音が可能。
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ハンマー
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ハンマーウッドと呼ばれる木製の柄にフェルトを付け、その上に羊毛を圧縮し接着してある。
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羊毛の内部、外側の硬さにより音に影響が出る。整音作業では主にここを調整。
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鍵盤
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主に一枚の板を88鍵(※例外あり)に切り分けている。材料としてはエゾ松やスプルースを使用。
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演奏時手が触れる表面部分には白鍵は象牙、黒鍵は黒檀が使われる。象牙は汗を吸収し肌触りが良く弾き心地に優れる。黒檀は表面がざらついているためしっかりと掴める。
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現代では象牙の確保が困難になったため(国際法上)とコストカットのため、人工象牙及び黒鍵は天然木もしくは大多数のピアノが白鍵にアクリペット等、黒鍵にはフェノール樹脂等の材料を使用。
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